Uniqueness

今日リリさんとミーヤとお茶をしながら話していて、ふとした事から自分が以前から考えていた事を人に話すきっかけができた。

僕はこの二人は実にユニークな人だと思う。リリさんはそれを自覚していると思うし、ミーヤはきっとそんな事はどうでもいいと考えてるんじゃないかという気がしていたけど。(ミーヤは実際はそうではないらしい。)僕は昔からユニークになりたい人間だったと思う。でもそうでない事は結構昔から自覚していたんじゃないかな。だからユニークになろうと思って起こした行動もどこか無理してる自分をわかっていたようで行き過ぎた事はそんなにないんじゃないだろうか。まあ、ユニークになるってことは、周囲の抵抗もとてもある訳だから、本当にユニークな行動なんて本当はそうでない僕が簡単には怖くてできるものではない。

まあ、ただそれを自覚してもあえてアートの世界に進もうと決めた。おそらくユニークな人々の世界であるアートの世界で、いわゆるそんなにユニークでない僕はユニークになり得るんではないか、という考えというか、むしろ希望だけど。色々な現代美術をみるうちにコンセプトが一部の人にしかわかり得ないようなものがたくさんあって、(それはアートや文化の境界線を広げるとても大切なものだけれども)一般社会からかけ離れすぎている気がする。実際、僕もカメラを手にするまでは所謂ハイアートといわれる世界には無縁だと思っていた。そこで僕には、ハイアートの色々と面白い事が実験されている世界と一般社会とを結ぶような空間に自分の居場所を探せるんじゃないかと思っている訳だ。そしてそれには写真はとても効果的な媒体に思える。
写真に現代人はとても慣れ親しんでいるし、アートの世界でも地位は確立されている。
それにわかりやすい、、、気がする。複雑な世界をわかりやすく見て理解したいから、その視点を写真を通して研究してみようと思う。